【感想・ネタバレ】ぼくたちのリメイク 5巻

ラノベ

あらすじ

何も掴めなかったあの頃があった。何かを掴めそうだった十年前があった。
そして何かを失った十一年後があった。全てがあったから、ここに僕がいる。
自分だけが幸せを得た未来を経験して芸大生へと戻った僕、橋場恭也。
課せられた使命は本来の三人の未来を取り戻すこと。
「いってらっしゃい」十一年後にもらった言葉が僕の背中を押す。
ここから僕たちの人生を作り直すんだ。
シノアキの創作意欲を高めるため、僕は後の天才となりうる美術学科の一つ下の後輩、
斎川美乃梨に近づいたもののなぜか彼女に不審がられ逃げられてしまい……。

ぼくたちのリメイク 5 ぼくたちに足りないもの【KADOKAWA MF文庫J】

好きな場面

最高のスタッフを委ねたんだ、最高の作品にしてくれ。それを僕は、さらに上回る

ぼくたちのリメイク 5 ぼくたちに足りないもの【KADOKAWA MF文庫J】

映像学科の同級生 九路田は超一流の仕事をする最高の制作です。
しかし、彼の本質は最高の作品を作るためなら、平気で人を潰す、極めつけのエゴイストです。

そんな九路田に恭也はシノアキを委ねます。
なぜなら九路田はクリエイティブに対して真剣で作品をプロデュースする能力を持っているからです。

「みんなで最高の作品を作り上げる」という目標のために九路田という猛毒を使う恭也の覚悟を感じました!!

シノアキのチーム変更に関して、恭也と九路田の言葉の殴り合いがバチバチで興奮しました!!

引用:ぼくたちのリメイク 5 ぼくたちに足りないもの【KADOKAWA MF文庫J】

「シノアキは、他人からどう見られるかじゃなく、
自分が見てどう思うかを、ずっと価値基準にしてたんだ 」

「そう。シノアキは、ずっと自分と戦いつづけてたんだ」

ぼくたちのリメイク 5 ぼくたちに足りないもの【KADOKAWA MF文庫J】

九路田組に移ったシノアキの代わりに、美術学科1年の斎川美乃梨にイラストをお願いするが、他の人を意識すると描けなくなってしまうと断られてしまいます。

恭也はシノアキが自らリテイクを出した大量の原画を美乃梨に見せます。
イラストレーターとして大切なのは自分と戦って自分が納得ができる作品を創作することと伝えます。

創作において大切な事を知った美乃梨は「チームきたやま」への参加を決めます。

引用:ぼくたちのリメイク 5 ぼくたちに足りないもの【KADOKAWA MF文庫J】

まとめ

ライバル登場!!  そんな言葉が思い浮かびました。
今まで恭也の周りには彼と協力して作品を作るメンバーはいても、同じプロデューサーとして競い合うはいませんでした。

自分にはできなかったシノアキのモチベーションを上げることをやってのけた九路田に悔しいさを感じますが、そんな九路田の優秀さを信じてシノアキを彼のチームに預けます。
これから始まる「チームきたやま」VS「九路田組」はメッチャ期待できます!!

最後に恭也は「僕たちに必要なもの。それは—-物語だ」と言いました。
チームきたやまの中で物語を作れるメンバーといえば…

いよいよ彼が改めて登場するのか?
登場するなら自分の才能に絶望した彼をどうやって説得するのか? 
6巻も楽しみです!!!

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