あらすじ
夏休み。藤志高では恒例の、2・3年合同の勉強合宿。
千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 5巻【 ガガガ文庫 】
と言っても、2年生の俺たちにとっては、仲間たちと夏のイベントを楽しむいい機会だ。どこまでも青い空と海。色とりどりの女子の水着。夜、ふたりきりのナイショ話。
男だけの温泉回(?)……。眩しい光景を見つめながら、あるいは目をそらしながら。
俺たちは、こぼれ落ちそうな思い出を、ポケットいっぱいに詰め込んでいく。
――なにかが変わる夏が、賑やかに密やかに、幕を開けた。
基本情報
タイトル | 千歳くんはラムネ瓶のなか |
作者 | 裕夢 |
イラスト | raemz |
発売日 | 2021/4/20 |
出版社 | 小学館 |
レーベル | ガガガ文庫 |
5巻のヒロイン

5巻のヒロインは夕湖(ゆうこ)です。
千歳の正妻としてのポジションを獲得している彼女ですが、周りの女子が千歳と絆を作っていく様子を見て劣等感を感じてました。
自分は千歳に一目惚れしたので特別な絆を持っている彼女たちには勝てないと思っちゃってます。
そんな彼女はついに本気の行動を起こします!
引用: 千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 5巻【 ガガガ文庫 】
名言
今日の朔がいいの。
千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 5巻【 ガガガ文庫 】
今日の朔には、今日じゃなきゃもう会えないから
すごく詩的な表現ですね!!
5巻では今 仲間と楽しく過ごしている時間の終わりは何度も表現しています。
高3になると受験や進路を考えなきゃいけないので、高校生らしく騒げる最後の時間ですものね。
大人になった今は高校を卒業しても楽しいことはあると思ってしまいますが、高校生にとっては今が全てだし大切に過ごしたい時間だと思います。
改めて今という時間を大切にしたいなと思う一文です!
まとめ
勉強合宿・夏祭りと定番のイベントを仲間と楽しむ千歳でしたが、ずっと今の終わりを意識していました。
その伏線を回収するように、勉強合宿後に仲間全員の前で夕湖は本気で千歳に告白します。
そして千歳は「俺の心のなかには、他の女の子がいる」と断ります。
この結果、仲間たちはバラバラになりますが、唯一人、優空(ゆあ)が千歳を追いかけます。
「もしもいつかなにかを選ばなきゃいけなくなったときは。
自分にとっての一番を選ぶって、ずっと前から決めていたの」
普段は穏やかな優空の中に、こんなに強い決意が秘められていたのに驚きでした!
優空との過去や進展も気になりますが、千歳と仲間との関係も気になります!
早く6巻が読みたいです!!!

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