あらすじ
「千歳しかいないの。どうかお願いします。私と付き合ってください」
千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 2巻【 ガガガ文庫 】
面と向かって女の子にこんなことを言われたら、大概悪い気はしないだろう。
それが、七瀬悠月のようなとびっきりの美少女ならなおさらだ。
でも、うまい話には大概裏がある。
美しい月の光が、ときに人を狂わせるように。
これは、そうして始まった、俺と七瀬悠月の偽りの恋の物語だ。
基本情報
タイトル | 千歳くんはラムネ瓶のなか |
作者 | 裕夢 |
イラスト | raemz |
発売日 | 2019/10/13 |
出版社 | 小学館 |
レーベル | ガガガ文庫 |
2巻のヒロイン

2巻のヒロインは悠月(ゆづき)です。
自分の魅力・影響を自覚していて、尚且つ周囲に嫌われないように上手く立ち回れる女の子。女版:千歳 朔と言っても良いくらい2人は似ています。
悠月が誰かに付きまとわれているので、朔にニセ彼氏役を頼むことから2巻は始まります。
周りに弱みを見せない 悠月が、様々な側面を見せてくれます!
千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 2巻【 ガガガ文庫 】
名言
多くの恋愛が幻想から始まるのは否定しない。
千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 2巻【 ガガガ文庫 】
だけど幻想を手に入れようとするとたいていの場合は幻滅で終わる。
そしてその幻滅ってやつは、きっと大切に想ってたはずの相手を傷つけるぞ。
悠月に恋している同級生:成瀬 智也は、荷物をぶちまけてしまった時に助けてくれたことがキッカケで悠月に一目惚れしました。なので悠月の事を「神聖な感じで、何から何まで完璧」と思っています。そんな智也に対して朔は「1人の人間として悠月を見る」ように戒めます。
たしかに人の良いところ・悪いところ両方を知って、それでも好きという気持ちがあるから一緒にいられると思います。
悪いところなんか無いと思い込むのは相手への押し付けになりますよね。
思考を止めるな、ってことだよね?
男の人に力では勝てないかもしれないけど頭真っ白にしなければできることはあるかもしれないって、そう言いたかったんでしょ?
千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 2巻【 ガガガ文庫 】
完璧に見えた悠月でしたが、中学時代に男子に叩かれたことが原因で「暴力が怖い」というトラウマを抱えていました。
暴力を受けると頭が真っ白になってしまい震える事しかできなかった悠月ですが、朔のおかげでトラウマを克服します。
確かに暴力は怖いけど、痛みはただの痛み。痛みで心まで支配されず頭を働かせれば負けないと。
僕は痛い=恐怖に直結してしまうので、頭ではなるほどと思っても、いざ自分が悠月と同じ立場になったらトラウマ克服できなかったなと思いました。
まとめ
ストーカー退治のために偽の彼氏彼女になった朔と悠月でしたが、問題は簡単に解決しませんでした。まさか不良に絡まれて喧嘩する朔が見れるとは思わなかったですね。
ルックスが良くて、さらに喧嘩まで強いって凄い!!
今回のトラブルを通して悠月と朔の距離は近づきます。
そして、今まで恋愛にいい思い出がなかった悠月ですが、朔への気持ちに「恋」という名前をしっかりと付けました。
頭はいいですが、少しひねくれている悠月がどう行動するか楽しみです!
3巻はミステリアスな先輩:明日風姉がヒロインなので期待できます♪

ブログを書く励みになります!
良かったらポチっとお願いします!!!!
コメント