あらすじ
『五組の千歳朔はヤリチン糞野郎』
千歳くんはラムネ瓶のなか/裕夢 1巻【小学館】
学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。
彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。
圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖。
努力型の後天的リア充・内田優空。
バスケ部エースの元気娘・青海陽……。
仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。
これは、彼のリア充ハーレム物語か、それとも――?
基本情報
タイトル | 千歳くんはラムネ瓶のなか |
作者 | 裕夢 |
イラスト | raemz |
発売日 | 2019/6/23 |
出版社 | 小学館 |
レーベル | ガガガ文庫 |
名言
大げさに言えば、俺たちは自分の生き方や信念に自信と確信を持っているからだ。だからミスした他人を叩くことで相対的な自分の位置を上げようとやっきになったり、目立ってる誰かの揚げ足とって賢いこと言ったつもりになったり、ほんの少しでも非がある相手を正義の旗でぶん殴ってすっきりしたりする必要なんて、これぽっちもないんだよ。
そんなことをしたところで自分がましな人間になるわけじゃないし、どんどん品位が下がってさもしい場所におちていくだけだからな。
他人は他人。自分が自分を誇れればそれでいい。だからこそ優しくなれるし、いつでも余裕があるんだよ。
千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 1巻【 ガガガ文庫 】

クラス委員になった朔が、不登校の健太を説得に向かいます。
最初は部屋の中から、リア充の話なんか聞かないと頑固な姿勢を見せていた健太ですが、窓を割って入ってきた朔と話をすることになります。
そら、窓をバットで割って入ってきたらビビッて話しますよね・・・
朔は健太にリア充にも色々種類があると説明します。本当のリア充は自分に芯があるから非リア充を貶めたりしないと伝えます。
たしかに自分の中に1本信念が通っていたら、信念をもとに行動ができるので余裕がありますよね。
その自分の信念を持つっていうのが大変ですが、それがある人間は強いってことが分かります!!
健太はこれまでの自分の矮小さに気づき、理想の自分を目指して変わろうと歩き始めた。もちろん道のりは遠いし、かっとなって誰かに当たってしまうことだってあるだろう。それでも、進むと決めたんだ。失敗して、傷ついても、戻らないと誓ったんだ。
健太は月に手を伸ばしたんだよ。高くて、遠くて、美しい、自分の憧れた月に。その決断がどれほど難しくて尊いことかお前にわかるか?
千歳くんはラムネ瓶のなか / 裕夢 1巻【 ガガガ文庫 】

朔は変わろうと努力している人間を貶める健太の元仲間に怒りをあらわにします。
リア充は非リア充をバカにしていると言いながら、自分より弱い立場の健太をバカにする元仲間は読んでいて気分が悪かったですね。
なりたい自分に向かって努力する。
文章にすると簡単ですが、なりたい自分には一朝一夕ではなれないし、長い時間の努力が必要になります。
精神力も必要なので、周囲の心無い言葉にマイナスの影響受けちゃいますもんね。
目標に向かって歩き出した時は、もう変わり始めている。健太にはこのまま頑張って欲しいです!
まとめ
オタク気質の主人公がリア充の協力をえて成長していくラノベは読んだことありますが、もともとリア充が主人公のライトノベルは初めて読んだ気がします。
読み終わった直後の感想を素直に書くと
「学生生活も大変やな・・・・」でした。
大人になると「学生時代は良かったな~。戻ってみたいな」と思うことがありますが、たしかに学生だった時も人間関係でなんやらかんやらあった気がします。(昔過ぎてほとんど覚えてないですが・・・)
自分とよくいるグループ以外がどうだったかは分からないですが、今だったらリア充って呼ばれるグループにも色々あったのかなと思います。
1巻はリア充側視点とはいえ非リア充の成長を助けるっていう入りやすい設定でしたが2巻はどんな話になるのか気になりました。
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