【感想・ネタバレ】てんまんアラカルト 4巻

マンガ

ついに「てんまんアラカルト」最終巻です。

3巻でついに驚異的な才能を発揮した天満(てんま)ですが、まだ肝心の蒼司(あおし)は知らない状況です。

また渋谷シェフに恨みをもっているフランス料理界の重鎮:後藤やライバルになりそうなメンバーが表れたりとネタが盛りだくさん。

果たして、この沢山の要素をうまく1冊にまとめれるか見どころです。

個人的にはドンドン可愛くなってきている寧々(ねね)が4巻で発揮するポテンシャルにも期待です。

あらすじ

天才高校生シェフ、最後の戦い!!!  
蒼司と海、レストラン『BLEU』を舞台に、二人の才能が並び立つ!
押し寄せる客たちに出される皿は、どれも最大級のエネルギーが!
だがそんな彼らに料理界の重鎮、権藤十三の魔の手が迫る。
権威だけでなく、“豪腕”と呼ばれるその技術は圧倒的! 
果たして、『BLEU』の、そしてふたりの運命は!?
すべてを懸けた戦いが、いま始まる!!!

てんまんアラカルト /小林 有吾 4巻【講談社】

基本情報

タイトルてんまんアラカルト
作者小林 有吾
発売日2013年08月16日
収録第12話~第16話
連載月刊少年マガジン
出版社講談社

「てんまんアラカルト」 4巻の見どころ

料理人に向いていない男 七瀬 蒼司(あおし)

渋谷シェフに託された「BLUE」を蒼司(あおし)と海(かい)で経営します。

2人が力を合わせれば完璧だと思ってましたが、蒼司(あおし)には、とんでもない欠点がありました。

それはレシピを即興で変えてしまうんです。

同じ料理でも自分の思い付きで様々なバージョンと提供してしまい店は大混乱に陥ります。

「自分が楽しい」という信念はお金をもらう仕事になるとマイナスに働いてしまいました、

引用:てんまんアラカルト /小林 有吾 4巻 第13話【講談社】

思考を止めるな

後藤との勝負で出した「豚ステーキ」は1巻で登場した「焼かない!?牛フィレステーキ」の反省点をバージョンアップさせたものでした。

肉汁を出さない=低温調理 という図式に捉われてないか?もっと改善できる部分はないか?

自分の頭で考えて蒼司(あおし)は新しい料理法を生み出します!!!!

引用:てんまんアラカルト /小林 有吾 4巻 第16話【講談社】

常識にとらわれない、ビックリ箱な料理

完熟イチゴのタルト

普通はイチゴタルトをいうと、タルト生地の上にイチゴが乗っているのを想像すると思います。

しかし、この料理はイチゴをくり抜いて中にタルト生地を入れているんです!!

ただそのまま並べると盛り付けのインパクトが薄いんですが、同級生:久石の盛り付けで素敵な一品に仕上がってます。

引用:てんまんアラカルト /小林 有吾 4巻 第13話【講談社】

フレンチ風「お子さまランチ」

目を引く手形は実はパスタです。
赤(ビーツ)・緑(ホウレン草)・黒(イカスミ)と3色で作られてます。

海老フライはカダイフという、小麦粉を糸状に乾燥させたものでパリパリ触感を演出してます。

ハンバーグはキャベツを挟み込んで触感にアクセントを生み出しています。

こんな素敵なお子さまランチ出されたら絶対喜びますよね。大人でも食べてみたい!

引用:てんまんアラカルト /小林 有吾 4巻 第14話【講談社】

「低温調理を越える」豚ステーキ

肉汁を出さない=低温調理の問題点は料理が「ぬるくなる」ことです。60℃で調理された肉は60℃以下になるので熱さは物足りなくなってしまいます。

低温調理の欠点に対して蒼司(あおし)は流出してはいけないのは肉汁じゃなくて肉の旨味と考えます!!

その発想から焼く前に脱水シートで余分な水分を出して焼き上げた豚ステーキが完成します。

引用:てんまんアラカルト /小林 有吾 4巻 第16話【講談社】

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まとめ

おススメ度

おススメ度:★★☆☆☆(2つ星)

おススメ度の基準です。
5つ星:心が震えて感動するくらい面白い
4つ星:人におススメできるくらい面白い
3つ星:個人的には好きで、リピート読みできるくらい面白い
2つ星:普通に面白い
1つ星:あんまり面白くない

4巻を読んだ感想

蒼司(あおし)は渋谷シェフの家族を守るために、権藤十三と料理勝負を挑み、見事勝利しました。

その裏で海(かい)は後藤の息子 聖一と料理対決をしていましたが、その結果は引き分け。

自分は引き分けだったのに、蒼司は勝った。その結果に歯嚙みする海のもとに渋谷シェフが訪れます。

なんと海は渋谷シェフを「先生」と呼びました!!
最終話にまた伏線ぶちこんだよ小林先生!!

しかも自分に会いたがっている蒼司じゃなくて海に合いに来て、しかも連れて行きます!

ずっと自分を追いかけてきた蒼司じゃなくて海を連れて行くなんて「どういうこと?「二人の関係は?」など疑問たドンドン出てきました。

フェルマーの料理で海が闇落ちはここから始まったんですかね?

そして遂に頑固な天満が蒼司に「りょうり おしえてほしいかもしれん」と2人の関係は新たなステージになります!

渋谷シェフ&海、蒼司&天満の物語は続きそうな感じで「てんまんアラカルト」は幕を閉じます。

引用:てんまんアラカルト /小林 有吾 4巻 第16話【講談社】

うん!消化不良ーーーーーーー
フェルマーの料理で続いてるからいいけど、最終話で新たな謎出してくるのはヤバい。

小林先生は「いつか続きを描く」って考えているとしか思えない終わり方だと感じました。
ラスト2話はまさにジェットコースターみたいに物語が展開しました。

これはおそらく打ち切りになったんかな?と悲しい感情になりました。
でも「てんまんアラカルト」とリンクする「フェルマーの料理」を生み出した小林先生は本当に凄いと思います。

この物語を本当の意味で最後まで描ききって欲しいです。
「アオアシ」も大好きやけど早く続きプリーズって思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
良かったら関連作品の感想もお読みください!!

フェルマーの料理(1巻)
フェルマーの料理(2巻)
てんまんアラカルト(1巻)
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てんまんアラカルト(3巻)

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