1巻を読んだ興奮冷めず、すぐに2巻を読みました~
完全に「フェルマーの料理」にハマりました!!
1巻の最後で海(かい)のレストランで働くことが決まった岳(がく)ですが、
未経験の彼が1つ星レストランで働くなんて試練しかないのは、分かりますよね。
岳(がく)と海(かい)の物語がいよいよ動きだした2巻です!
あらすじ
「俺たちは、料理をもって神に挑む。」
数学者を志すも、その道に挫折した高校生・北田 岳(きただ がく)。
夢を失い、学食のアルバイトで無為な日々を過ごす彼に、謎の若き天才シェフ・朝倉 海(あさくら かい)との運命的な出会いは、突然訪れる――。
2人がめぐり逢い、「数学」と「料理」が交わる時、未知の世界への扉が開く!!数学的思考から「レシピ」を導き出す愉しみを知った岳は、海のレストランでの修行を申し出る。料理の道を歩み出した、数学少年の運命はーー!?
フェルマーの料理 2巻 / 小林 有吾 講談社
基本情報
タイトル | フェルマーの料理 |
作者 | 小林 有吾 |
発売日 | 2020年7月30日 |
収録 | 第5話~第8話 |
連載 | 月刊少年マガジン(不定期連載) |
出版社 | 講談社 |
「フェルマーの料理 2巻」の見どころ
海(かい)の目的

「料理を以て神に挑む」って抽象的な目標でしたが、海(かい)の具体的な野望が分かりました。
「宇宙史上まだ誰も発見していない唯一無二のレシピを気づき上げること」
「料理史を俺以前と俺以後に分断する」
すさまじく壮大な野望ですね!
この「フェルマーの料理」って作品で最終的にどんな料理が出てくるか楽しみになる野望と感じました。
引用:フェルマーの料理 /小林 有吾 2巻 第5話【講談社】
数学的思考の応用

数学的しこうで「料理の出来上がり」を答えとして、そこから逆算して「式(レシピ)」を考えることが岳(がく)の強みです。
しかし、数学ばかりだった岳(がく)は厨房という戦場に全くついていけません。
そこで岳(がく)は料理人の動きにも数式・法則性を見出して、見違えるほど働きを見せはじめます。
引用:フェルマーの料理 /小林 有吾 2巻 第8話【講談社】
数学的思考から生み出された料理
トマトチーズ茶漬け

名前が素敵すぎる。
も~二日酔いの朝に食べたい料理です!
ポイントは
カツオ出汁(イノシン酸)とトマト・チーズ(どちらもグルタミン酸)の旨味の相乗効果
チーズはパルミジャーノ・レッジャーノやエメンタールなどのハードタイプです。
引用:フェルマーの料理 /小林 有吾 2巻 第5話【講談社】
レシピ
実際に「トマトチーズ茶漬け」作りました!!
材料が高いのでコスパは悪いですが、普通のお茶漬けよりも旨味が凄かったです!
作っている動画をyoutubeにアップしているので参考にしてください!
★材料 (2人前)
ご飯 茶碗2杯分
ナチュラルチーズ 20g (動画ではエメンタール。ハードタイプならOK! )
ドライトマト 2個(10g)
かつお節 10g
水 500cc
塩 適量
海苔 適量
★作り方
①お鍋に水(250cc)を入れて細かく切ったナチュラルチーズ・ドライトマトを入れて火にかける。沸騰する直前に弱火にして5分煮たらザルで濾します。
②別の鍋に水(250cc)を入れて沸かし、火を止めます。
かつお節を入れて1~2分待ちザルで静かに濾します。
③①②でできた出汁を1:1で混ぜて、火にかけ塩で味を調整します。
④ご飯の上に海苔を盛り付け、出汁を注いだら完成です!
焦がした醤油とじゃがいもを味わう肉じゃが

「店の賄い(まかない)を1週間担当して、従業員全員から合格をもらう」これが岳(がく)に出された課題です。
業務で疲れているメンバーの滋養のため家庭料理の「肉じゃが」を出しました。
ただの肉じゃがではなく
・野菜、醬油の焦げを作って香ばしくする
・自分が失敗したジャガイモのさいの目キリをつかい出汁にとろみをつける
メンバーは岳(がく)の工夫を褒めますが課題には不合格になってしまいます。
引用:フェルマーの料理 /小林 有吾 2巻 第6話【講談社】
世界標準の肉じゃが

様々な国のメンバーに日本の家庭料理は響かなかったですが、リベンジにもあえて肉じゃがで挑みます!
出汁の味を染み込ませた牛肉に焦がしたじゃがいものピュレを付けるという新感覚の肉じゃがです。
このノスタルジーに依存しない「世界標準の肉じゃが」で課題を見事にクリアします。
引用:フェルマーの料理 /小林 有吾 2巻 第8話【講談社】
フェルマーの料理を無料で読むには
ここまでブログを読んで頂いて「フェルマーの料理」の料理に興味がでたかたに朗報です!
最初の数話だったら講談社の「マガポケ」で読むことが可能です。
良かったらこちらからご覧ください!!
まとめ
おススメ度
おススメ度:★★★★☆(4つ星)
おススメ度の基準です。
5つ星:心が震えて感動するくらい面白い
4つ星:人におススメできるくらい面白い
3つ星:個人的には好きで、リピート読みできるくらい面白い
2つ星:普通に面白い
1つ星:あんまり面白くない
感想

「世界標準の肉じゃが」で何とか課題に合格して、岳(がく)は厨房メンバーの一員になることができます!
料理は数学的思考もですが、食べる人のバックグラウンドなどの「人」を考えて作ることが必要なのかなと読んでて思いました。
さ~最後に出てきた、この人物は1巻冒頭で岳(がく)が数学者の道を諦める原因になった人ですよね。
そんな彼がどうやって登場するか楽しみです!3巻でるのはメッチャ先になりそうなのが悲しいです・・・
この「フェルマーの料理」は小林 有吾先生の過去の作品「てんまんアラカルト」と繋がっている感じなので、3巻が発売するまで読んでみます!
引用:フェルマーの料理 /小林 有吾 2巻 第8話【講談社】
コメント