あらすじ
2020年の大学受験改革を目前に、激変する中学受験界に現れたのは
https://www.shogakukan.co.jp/books/09189792
生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師・黒木蔵人!
受験の神様か、拝金の悪魔か? 早期受験が一般化する昨今、
もっとも熱い中学受験の隠された裏側、合格への戦略を
圧倒的なリアリティーでえぐりだす衝撃の問題作!
基本情報
タイトル | 二月の勝者 ー絶対合格の教室ー |
作者 | 高瀬 志帆 |
発売日 | 2018/2/9 |
収録 | 第1~7講 |
連載 | ビックコミック スピリッツ |
出版社 | 小学館 |
黒木校長の名言
金脈を獲りに行きますよ

学習塾にとって新規顧客=金脈
親=スポンサー
確かに学習塾にとっては間違いないですが、普通ならオブラートに包んだ表現するところを率直に言い切るので、物語に一気に引き込まれます。
6年生が1年間で塾に支払う金額の平均が150万円って凄い額ですね。
この金額だったら新規顧客が金脈って表現も納得です。
黒木がただ金に汚いだけの経営者が、実力を兼ね備えた講師なのか第1話から楽しみになりました!!
引用:二月の勝者 ー絶対合格の教室ー 1巻 第1講 (講談社)
凡人こそ中学受験をすべき

黒木は入塾勧誘の面談を実施しますが、父親が子どものうちはのびのびサッカーをさせたいと強く反対していました。
そこで黒木は子どもの祐星くんとリフティング対決を持ち掛けます。
そして黒木が勝利しますが、父親に対して「平凡ですね。プロ目指すどうこうの実力ではありません」と煽ります。
その上で、競技人数から計算してプロサッカー選手になる可能性約0.21%
中学受験では難関高校に入れる可能性を10%弱とプレゼンします。
更にサッカーは才能が大きなウェイトを占めるが、勉強は努力がリターンが得やすいので「凡人こそ受験した方がいい」と伝えます。
いや、黒木ヤバすぎるでしょ!!
自分の子どもを平凡とか言われたら絶対怒る自信ありますわ。
引用:二月の勝者 ー絶対合格の教室ー 1巻 第2~3講 (講談社)
まとめ

「受験塾」は「子どもの将来」を売る場所
「父親」はATM
とお金に関して歯に衣を着せない表現をする黒木ですが敢えて偽悪的な表現をしている印象を受けました。
塾を辞めたがっていた匠くんを引き止めるプレゼンは圧巻でした。
匠くんが興味を持っている鉄道を糸口に、彼の成績を分析して希望を持たせる手法は見習いたいと思いました!
お金に対する表現に問題があっても、実力があれば問題ないですよね!
そんな黒木と、彼に反感をもつ熱血新人:佐倉が繊細な小学生相手の受験をどうやって過ごすか2巻も楽しみです。
私が個人的に驚いたのは巻末で紹介されている参考文献の数です。
ちょっとした新書並みですよね。漫画として楽しめるだけでなく、教育を学ぶ本としても学べると思いました。
引用: 二月の勝者 ー絶対合格の教室ー 1巻 参考文献 (講談社)

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